日本国内で麻しんが発生しています

更新日:2024年03月15日

公開日:2024年03月15日

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令和5年の福岡県における麻しん患者の報告はありませんが、全国的に昨年と比較して増加しています。今後、更に海外渡航中に麻しんに感染し、国内で感染拡大となる事例が増加する可能性がありますので注意してください。

麻しんとは

麻しんとは、麻しんウイルスによる感染症です。感染力がきわめて強く、麻しんの免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12人から14人の人が感染すると言われています(インフルエンザでは1人から2人)。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%の人に症状が現れますが、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ2日から3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。また、先進国であっても1000人に1人程度の割合で死亡症例があります。

麻しんを予防するためには

感染を未然に防ぐには予防接種が有効です。

麻しんは、感染力がきわめて強いことから手洗いやマスクのみでの予防はできませんが、予防接種(ワクチン接種)を行なうことによって、95%以上の人が免疫を獲得し、予防することができます。予防接種は、自分が感染しないためだけでなく、周りの人に感染を広げないためにも有効です。

定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)医療・教育関係者、海外渡航を計画している人は、予防接種が済んでいるかご確認ください。

定期予防接種対象者以外で麻しんの予防接種を希望する人

予防接種法に基づかない任意の接種で受けることができます。医療機関の医師にご相談ください(費用は自己負担となります)。かかりつけ医のない場合は、下記のホームページで医療機関が検索できます。

福岡県医療機関情報案内「ふくおか医療情報ネット」(公益財団法人福岡県メディカルセンター)

発熱、発疹など麻しんに特徴的な症状が現れた場合

事前に医療機関に電話連絡の上、マスクを着用して医療機関の指示に従って受診してください。その際、症状出現日の10日から12日前(感染したと推定される日)の行動(海外の流行地や人が多く集まる場所へ行ったかどうか等)について、医療機関に伝えてください。受診の際には、感染を拡大させないように公共交通機関等の利用は控えてください。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

福祉センター 健康福祉課(健康づくり担当)へのお問い合わせ
〒811-0119 福岡県糟屋郡新宮町緑ケ浜四丁目3-1
電話番号:092-962-5151

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