【随時更新】新宮中央浄化センター(アクア新宮)復旧作業の状況(10月10日現在)

更新日:2025年10月10日

公開日:2025年10月10日

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1.被災の概要

令和7年8月9日からの低気圧と前線に伴う大雨により、新宮中央浄化センター(アクア新宮)に接続する下水道管に短時間で大量の雨水が流入し、新宮中央浄化センターの地下処理施設が水没したため、汚水処理ができない状態となりました。

アクア新宮の階段が水没した画像

地下2階から地下1階への階段の浸水状況

アクア新宮の機器が水没した画像

地下2階の浸水解消後の機械の状況

2.新宮中央浄化センターでの対応

(1)浸水対応

令和7年8月10日から、新宮中央浄化センター内への流入水および地下2階の浸水を解消するため、水中ポンプや吸引車にて場外へ強制排水を開始し、令和7年8月15日に地下2階の浸水は解消しました。

アクア新宮でのバキュームカーによる排水作業

浸水直後の排水状況

アクア新宮の排水ポンプによる排水作業

地下2階からの排水状況

(2)復旧作業

各設備の洗浄・消毒を行ない、機械設備および電気設備の損傷を確認しています。

アクア新宮の機器の復旧中の画像

清掃・消毒後の地下2階の状況

(3)汚水処理(10月10日現在)

一部既設の機械が復旧し、令和7年9月17日からはすべての汚水を浄化センターに取り込み、1日あたり約4,000立方メートルの通常処理(膜処理)ができるようになりました。(10月8日処理量:4,103立方メートル)しかし、一度水没した機械などを稼働していますので、機械などの更新や部品交換などに時間を要します。現在、住民や企業のみなさんの御協力により、一日に約300立方メートルの排水量を削減できています。排水量に余裕がでることで、復旧作業を進めることができています。

なお、令和7年10月4日の大雨時には、通常処理(膜処理)に加えて簡易処理(膜処理をしないで消毒剤と消臭剤を添加する処理)を3時間半実施しましたので、施設に被害はありませんでした。

また、令和7年9月29日から故障していた汚泥脱水機の修繕は令和7年10月2日に完了し、その影響で低下していた微生物が汚水を分解する生物処理能力も回復しました。

(注)被災前の一日平均処理量は4,300立方メートルです。

ポンプ設備1

汚水処理後に汚泥を取り除くポンプ設備(稼働中)

ポンプ設備2

生物処理の再開に必要なポンプ設備(稼働中)

汚泥脱水機

汚泥から水分を抜く汚泥脱水機(修繕完了)

3.その他対策

  • 河川に放流する際に、水質改善のため農業用溜池の水と混合しています。
  • 放流先の牟田川(県営河川湊川水系)に多量の浮遊物が認められたため、吸引車で浮遊物を除去しました。
  • 簡易処理を行なう場合は、消毒剤と消臭剤を投入し、水質と臭気の改善を図っています。
消臭剤を散布する画像

牟田川への消臭剤散布状況

アクア新宮で簡易的に放流している画像

施設内の放流水槽

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〒811-0192 福岡県糟屋郡新宮町緑ケ浜一丁目1-1
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