穴観音(あなかんのん)

更新日:2024年04月17日

公開日:2023年02月20日

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 絶壁の下にある入口が約2メートル、広さが約10畳ほどの洞窟にひっそりと鎮座する観音様。昔から島の人々の海上安全、無病息災を願う信仰の対象です。
 今から500年余り昔に大きな台風に襲われたとき、穴から観音様が浮かび出し、肥前五島(長崎県)の玉の浦に漂着しました。浦人は観音様をまつり信仰していましたが、ある夜浦人の夢に観音様が現れ「我は筑前の相島の観音である。早くもとの所に返すべし」と告げられました。人々は驚き急いで、船で島へ送り届けたという言い伝えもあります。その観音様は山の観音堂本尊の胎内に納められており、みることができません。

少し薄暗い洞窟の中にある小さなお堂の中に納められた白い観音様の写真

(注意)現在は落石のおそれがあるため、おりることはできません。

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