医療の未来を守るために!「上手な医療のかかり方」

更新日:2024年03月22日

公開日:2024年03月14日

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けがをした時、病気になった時、医療は私たちの健康を支えてくれています。

しかし、今、医療の持続が難しくなってきていることをご存知でしょうか。

「医療の働き方改革」が始まります

日本の医療は、たくさんの医療従事者によって支えられています。中でも、医師は、時間外・休日労働時間の上限制限が無く、長時間労働による健康への影響が懸念されています。医師一人ひとりの健康状態の確保のため、また、提供する医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せず、働ける環境が重要です。

令和6年度以降は、医師にも一般の労働者と同程度である、時間外・休日労働時間960時間の上限が適用されるようになります。医療の現場は、医療従事者の協力だけでは持たない状況となっています。

「上手な医療のかかり方」のポイント

これからも、必要な人が適切なタイミングで医療にかかることができるためには、一人ひとりの医療のかかり方が重要です。

上手に医療にかかると、自分自身の金銭的な負担、時間的な負担、体力的な負担が軽くなるほか、医療機関、医療従事者側への負担も軽減されます。

ポイント1:受診は、平日の診療時間内に

ある夜、少し具合が悪くなった…明日の日中は忙しいから…と、軽度の症状にもかかわらず自己都合で救急外来を受診していませんか。

救急外来は、救急患者や重篤な症状の人のための外来です。また、救急外来は、限られたスタッフで対応しています。不要不急な受診が増えると、スタッフが疲弊し、患者も、十分な医療が受けられなくなってしまいます。

日常的な病気やけがのときは、仕事や用事を調整して、できるだけ日中の診療時間内に受診しましょう。診療にかかる費用も、夜間診療・救急外来よりもお得になります。

なお、「意識がない」などの緊急時には、迷わず119番で救急車を呼んでください。

【救急車を呼んだ方がいいか、救急外来を受診した方がいいか悩んだら…】

急な病気やケガで、救急車を呼んだ方がいいか、救急外来を受診した方がいいか悩んだ時には、福岡県救急医療電話相談に電話してください。救急医療機関での経験を有する看護師が、医療機関受診の緊急度のアドバイスをしてくれます。また、現在診療中の最寄りの医療機関を案内します。

救急医療電話相談 #7119 (24時間対応)

また、子どもの急な病気やケガの相談を、経験豊かな看護師または必要に応じて小児科医がアドバイスを受け付ける小児救急医療電話相談もあります。

小児救急医療電話相談 #8000 (月曜日から金曜日までの19時00分から翌朝7時00分まで、土曜日の12時00分から翌朝7時00分まで、日曜日・祝日の7時00分から翌朝7時00分まで)

ポイント2:まずは近くのクリニックに

日常的な病気やけがの治療はクリニックで、手術や緊急性が高い病気など、専門的・高度な治療は大病院と、それぞれの機能に応じて役割分担をしています。

クリニックでは、専門的な治療や検査が必要な場合、適切な病院に紹介してくれるので安心です。クリニックと大病院が役割分担することで、地域の医療を守っています。

ポイント3:「かかりつけ医」をみつけましょう

体調が悪いとき、急に具合が悪くなったとき、かかりつけ医がいると、体調の変化を気軽に相談できます。新たな病気にかかっても、体質や過去の病歴などを照らして診てもらえます。

かかりつけ医は一人に決める必要はありません。内科はこの先生、眼科はこの先生、というように診療科ごとに自分が信頼できると思った先生を「かかりつけ医」とよんでかまいません。

日頃から、少しの体調の変化でも相談できる「かかりつけ医」を見つけておきましょう。

医療機関を探すとき

「ふくおか医療情報ネット」

今、診療中の医療機関や、設備などの条件で医療機関を検索できます。

夜間や休日に受診できる医療機関を探すときは

救急医療電話相談(#7119)や休日診療所などを紹介しています。

日頃の体調管理も大事なポイントです

早期発見と早期治療で、体と医療費の負担を最低限にすることができます。

定期健(検)診を受けましょう

病気の中には、自覚症状が出にくいものもあります。「自覚症状がないから大丈夫」ではなく、健康診査は定期的に受けましょう。また、健(検)診で精密検査が必要と通知されたら、速やかに再検査を受けましょう。

治療も服薬も自己判断でやめないようにしましょう

自己判断で通院をやめたり、途中で薬をやめると、せっかく順調に回復してきたのに、体調が逆戻りすることがあります。必ず医師の判断をうけましょう。

生活習慣が気になったら…無料で健康相談が受けられます

町の保健師や管理栄養士が、個人の状況に合わせて生活状況や食事内容を一緒に考える健康相談を行なっています。相談は無料です。

「先生から減塩と言われたけど食事はどうしたら…」「健診で肥満と言われたが何から始めよう…」など生活習慣で気になることが出てきたら、ぜひご相談ください。町民どなたでも相談できます。

相談先:新宮町福祉センター2階健康福祉課健康づくり担当

電話番号:092-962-5151

対応可能時間:月曜日から金曜日までの9時00分から17時00分まで(祝日を除く)

まずは、電話で連絡していただけるとスムーズに案内できます。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉センター 健康福祉課(健康づくり担当)へのお問い合わせ
〒811-0119 福岡県糟屋郡新宮町緑ケ浜四丁目3-1
電話番号:092-962-5151

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