海外へ渡航されるみなさまへ

更新日:2024年02月29日

公開日:2023年12月19日

ページID : 4902

海外においては、日本に存在しない感染症や日本における発生よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。

海外で感染症にかからないために、渡航前に感染症に対する知識や予防対策について厚生労働省等のホームページで確認し、安全、快適な渡航ができるよう心がけましょう。

海外で注意すべき代表的な感染症

1.蚊やマダニなどが媒介する感染症

(1)マラリア

(2)デング熱、デング出血熱

(3)ジカウイルス感染症

(4)チクングニア熱

(5)黄熱

(6)ウエストナイル熱、ウエストナイル脳炎

(7)ダニ媒介脳炎

【対策】

蚊・ダニに刺されないよう服装に注意し、必要があれば虫よけ剤を使うなどしましょう。

2.動物からうつる感染症

(1)鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)

(2)狂犬病

(3)中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)

【対策】

イヌ、コウモリ、キツネ等多くの哺乳動物は狂犬病や鳥インフルエンザウイルスを、またヒトコブラクダはMERSコロナウイルスを持っていることがあるため、むやみに近寄ったり、触らないようにしましょう。

3.水や食べ物で注意すべき感染症

(1)A型肝炎、E型肝炎

(2)コレラ

(3)赤痢

(4)腸チフス

【対策】

生水・生肉・氷・カットフルーツの入ったものを食べることは避けましょう。また十分に火の通った信頼できるものを食べましょう。

4.その他、諸外国で注意すべき感染症

(1)麻しん(はしか)

(2)風しん

(3)ポリオ

(4)エムポックス

(5)新型コロナウイルス感染症

【対策】

予防接種歴を母子手帳などで確認し、予防接種が推奨される疾患のうち、未接種のものがあれば医師に相談のうえ予防接種を検討しましょう。

咳や発熱、発疹など、症状がある人との濃厚な接触は避けるようにしましょう。

帰国時・帰国後に体調が悪くなったら

帰国時に発熱や下痢など体調に不安がある場合や、動物に咬まれた、蚊に刺された等、健康上心配なことがある場合は空港や港に設置されている検疫所に相談しましょう。

感染症には、すぐ症状が出るものだけでなく、数日から1週間以上経過した後に症状が出るものもあります。海外から帰国後、体調不良がある際は医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて伝えてください。

この他不安があれば、粕屋保健福祉事務所(電話:092-939-1500)にお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉センター 健康福祉課(健康づくり担当)へのお問い合わせ
〒811-0119 福岡県糟屋郡新宮町緑ケ浜四丁目3-1
電話番号:092-962-5151

メールフォームによるお問い合わせ​​​​​​​