熱中症にご注意ください

更新日:2025年05月08日

公開日:2023年02月20日

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熱中症は、気温と湿度が上がり始める5月から6月ごろから起こりやすくなるため、注意が必要です。

熱中症の予防には、水分補給と暑さを避けることが有効です。また、屋外だけでなく、暑さを感じにくい室内でも熱中症予防は大切です。

熱中症はどのようにして起こるのか

熱中症を引き起こす条件は「環境」「からだ」「行動」によるものが考えられています。

【環境】気温や湿度の高さ、日差しの強さ、風の弱さ、閉め切った室内、エアコンがないなど

【からだ】高齢者や子ども、持病がある、脱水状態(下痢など)、体調不良(寝不足や二日酔いを含む)など

【行動】激しい労働や運動、屋外での作業、こまめな水分補給をしていないなど

これら3つの要因によって、体温が上昇し、調整機能のバランスが崩れることで、身体に熱が溜まってしまいます。

このような状態が熱中症です。

熱中症の症状

めまい、立ちくらみ、生あくび、筋肉のこむら返り、大量の発汗

【症状がすすむと】頭痛、吐き気、嘔吐(おうと)、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下、いつもと様子が違う

【重症になると】返事がおかしい、意識喪失、けいれん、体が熱い

熱中症の予防方法

暑さを避けるためにできること

     1. 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節する

     2. 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する

     3. 外出時には日傘や帽子を着用する

     4. 天気の良い日は日陰を利用し、こまめに休憩する

     5. 熱中症警戒アラート発表時には外出をできるだけ控える

     6. 吸湿性・速乾性のある通気性の良い衣服を着用する

     7. 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やす

     8. 室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分・塩分などを補給する

熱中症が疑われる人を見かけた時の対処法

  1. エアコンが効いている室内や、風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させましょう
  2. 衣服をゆるめ、体を冷やしましょう(首回り、脇の下、足の付け根など)
  3. 水分・塩分、スポーツドリンク、経口補水液(下記参照)などを補給しましょう

こんな時は医療機関に!

熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返答がおかしい場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

意識はあるが、水分を自力で摂れない場合は医療機関へ。

水分を自力で摂れ、必要な応急処置をおこなったものの、症状が改善しない場合も、医療機関へ行きましょう。

経口補水液の作り方

熱中症のような症状を認めた際には、特に塩分と水分が適切に配合された経口補水液が望ましいです。

経口補水液として市販されているものもあるので、急な熱中症の症状に備えて常備しておくと良いでしょう。

作り方

  1. 砂糖40グラム(上白糖大さじ4と1/2杯)と食塩2グラム(小さじ1/2杯)を1リットルの水によく溶かす。
  2. 果汁(レモンやグレープフルーツなど)を絞ると飲みやすくなります。

(注1)飲みすぎると塩分や糖分の摂りすぎになります。注意してください。

(注2)心臓や腎臓などの治療中で、医師より水分の摂取について指示がある場合は、その指示に従ってください。

高齢者や子ども、障がいがある人は、特に注意が必要です!

熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や、暑さに対するからだの調整機能が低下しているので、注意が必要です。

また、子どもは体温の調整能力がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります。

障がいのある人も、体温調節が難しい場合や、自分で水分を摂れない、自ら症状を訴えられない場合があるため、配慮しましょう。

バランスの良い食事と十分な睡眠をとることも大切です。

熱中症は、その日の体調や暑さに対する慣れなども影響します。バランスの良い食事や十分な睡眠をとり、体調の変化に十分に気をつけましょう。

そして、無理をせず、徐々にからだを暑さに慣らしましょう。

また、熱中症について正しい知識を身につけ、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

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