防ごう!高齢者の交通事故
高齢者による交通事故が増加しています
交通安全意識の浸透や自動車の安全性能の向上などにより、交通事故による死者数は年々減少傾向にある一方で、65歳以上の高齢者が占める割合は年々高くなっています。
福岡県内では、全体の交通事故死亡者数が138人(平成29年中)に対し、高齢者の占める交通事故死者数が86人と、全体の62.3パーセントを占めています。
高齢者の交通事故の主な特徴
高齢者の交通事故の主な特徴とその対策です。
1.道路横断中が多い
道路を横断中の歩行者と車両との事故が増加しています。
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横断する時は左右の安全確認をしっかり行い、ゆとりを持って横断しましょう。
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遠回りでも、信号機や横断歩道のあるところを渡りましょう。
2.夕暮れ時から夜間が多い
特に16時から18時までの間で最も多く発生しています。
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明るい服装と反射材を活用し、事故に遭わないように注意しましょう。
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夜間は車両の運転者から歩行者が見えにくくなります。道路を横断するとき、近づいてくる車両がある場合は、通りすぎるのを待って、再度左右を確認してから横断しましょう。
3.自宅付近が多い
歩行者と自転車利用者のうち、半数以上の人が、自宅から500メートル以内で事故に遭っています。
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「いつも通り慣れている道だから大丈夫」と過信せず、道路を横断する際には、しっかりと安全確認を行う習慣をつけましょう。
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「車は来ないから大丈夫」などといった思い込みの行動はやめましょう。
交通事故に遭わないために
加齢とともにおとずれる、身体機能の変化と運転適性を自覚し、無理をせず注意して行動することが大切です。道路を歩くとき、車や自転車に乗るときには時間にゆとりを持って、安全第一を心がけましょう。
日頃から、家庭内や近所などで交通安全について話し合ったり、交通安全講習を受けたりするなど、交通安全に対する意識を高め、交通事故に遭わないようにしましょう。

登録日: 2014年7月30日 /
更新日: 2018年4月12日