新宮町は、福岡市に隣接する交通利便性や恵まれた自然環境などの好立地により、急速に都市化が進むとともに、県下でも住みたいと評価される町として人口も増加してきました。しかし、町民が利用する役場をはじめ健康・福祉施設、文化・教育施設、商工施設、郵便局などの公共・公益施設は拡散したまま点在し、道路をはじめ下水道や河川などの基盤施設は未整備を多く残しています。
 このため、新宮町の西部市街地のほぼ中心部にあたる上府沖田地区(以下「沖田地区」という)及び緑ケ浜4丁目地区(以下「緑ケ浜地区」という)を計画地とし、これまでの都市づくりの反省を踏まえ、今日の都市環境の課題を大きく解決・改善する市街地整備事業として中心市街地整備事業をスタートしました。
 これには、沖田地区及び緑ケ浜地区の地権者のご理解とご協力を賜り、地権者による組合施行の土地区画整理事業として、国や県からの支援を受けながら早期実現を目指しており、町の命運を握ると言っても過言ではない、緊急性の高い重要な開発事業です。
 この中で、特に必要性や公共性の高い事業としては、JR新駅の設置を核とした駅前や駅周辺の幹線道路などの整備があり、通勤・通学の利便性を高めるとともに、車や歩行者の安全で円滑な通行を目指しています。また、沖田地区の中央部に下水処理場や沖田中央公園の整備を計画しており、公共下水道未整備地区の生活環境を大きく改善させ、河川の水質浄化を図るとともに、新たな町民の交流拠点が形成され、隣接する処理場との一体的な利用により、様々な「交流」、「憩い」、「学び」などが体験できるようになります。
 さらに、これらの新しい環境に少子高齢化や情報化など社会情勢にも対応する都市機能と、周辺部に点在する役場、文化・教育施設などの公共性の高い機能とが連携すれば、まさに町が目指す人と環境にやさしいまちをつくる「環境共生のまちづくり」の拠点として、次世代にも継承できる資産や資源となることが期待されます。

中心市街地概略図