新型インフルエンザと季節性インフルエンザの違い

毎年冬を中心に流行しているインフルエンザを季節性インフルエンザと呼んでいます。インフルエンザウィルスは変化するスピードがとても早く、形を多彩に変えています。しかし、ほとんどの人が過去の感染やワクチン接種によって基礎免疫を持っているため、乳幼児や高齢者、基礎疾患がある人以外はあまり重症になりません。
ところが、そのインフルエンザウィルスが数十年に1度これまでとは全く違うウィルスに変わり大流行します。これが「新型インフルエンザ」です。この新型インフルエンザは誰も免疫を持っていないため世界的な流行が起こります。20世紀には、スペインかぜ、アジアかぜ、香港かぜといった大流行が3回起きています。

新型インフルエンザが起こる可能性

大正7年(1918年)にスペインイン型フルエンザ(スペインかぜ)、昭和32年(1957年)にアジア型インフルエンザ(アジアかぜ)、昭和52年(1977年)に香港型インフルエンザ(香港かぜ)が流行しました。これらはいずれも世界的に流行し、多くの人が亡くなりました。こうした新型インフルエンザは、10年から40年までの周期で流行してきましたが、次のインフルエンザがいつ流行するか予測することはできません。また、過去の例を見ても、流行の季節は冬とは限りません。WHO(世界保健機構)は、新型インフルエンザの発生について、「発生するかどうかの問題ではなく、いつ発生するかの問題だ」と述べています。私たちは「いつか必ず発生する」ということを念頭に準備を進めていく必要があります。