内面朱付着鉢形土器
(ないめんしゅふちゃくはちがたどき)

内面朱付着鉢形土器

出土:夜臼・三代地区遺跡群 大溝
時代:弥生時代後期


赤色顔料をつくるときに使われた土器でうっすらと赤色に見えるところが朱です。
 朱は顔料として、また死者に対する魔よけやまじないとして使われていました。

把手付甕(新宮町指定文化財)
(とってつきかめ)

把手付き甕

出土:夜臼・三代地区遺跡群 三代貝塚
時代:弥生時代前期


 今のところ日本で確実に把手付甕として確認できる資料はわずかに10点程度しかありません。そのうち3点は新宮町の三代貝塚から見つかっています。
 つりさげる鍋のような使い方などが考えられますが資料が少ないためわからない事が多い土器です。しかし朝鮮半島や大陸とのつながりが考えられる土器で、弥生時代に大陸との交流があったことを伺い知ることができる貴重な資料です。

韓式系土器
(かんしきけいどき)

韓式系土器

出土:夜臼・三代地区遺跡群 大森地区
時代:古墳時代前期


 朝鮮半島から直接もたらされたものではなく、その影響を受けて渡来人もしくは在地の人が日本で製作し半島の土器の特徴を色濃く持っているものを韓式系土器と呼んでいます。この土器が見つかったことで古墳時代に韓半島との交流があったことがわかります。

琴柱形石製品
(ことじがたせきせいひん)

琴柱形石製品

出土:人丸古墳
時代:4世紀後半


 これは4世紀から5世紀にかけて盛んに造られた石製品で、琴の弦を張る琴柱に似ていることから命名されたようです。
 全国では40遺跡以上、120例以上があり、特に関西地方に多く見ることができる遺物です。九州では8遺跡、15例しか確認されておらず、このうち3遺跡6例は糟屋地区内にあり、残りは県内2遺跡2例、佐賀2遺跡5例、熊本1遺跡2例とのことです。
 これらははっきりとした使用方法は解明されておらず、装飾品や呪術的な護符(お守り)であるといわれています。

筒型青銅製品
(つつがたせいどうせいひん)

筒型青銅製品

出土:夜臼・三代地区遺跡群 夜臼地区
時代:弥生時代後期


 平成3年に「夜臼・三代地区遺跡群」で見つかった弥生時代の青銅品です。残念ながらどのような使い方をされていたのかは他に例を見ないので判っていませんが、のちに大変貴重な意味を持つことが起こりました。
 平成11年5月、春日市で青銅品を作るときの鋳型が発見されました。形が似ていたので合わせてみたところ、完全に一致したのです。春日市の鋳型で造られた物が、何らかの形で新宮町に運び込まれたことが判りました。このことは、弥生時代のクニグニの交流を考えることができる大変貴重な資料となりました。